掌蹠膿疱症を疑って

今から1年半ほど前、手が異常に荒れだすと言う現象にみまわれました。最初は洗剤とかの手荒れかと思い、アトピーで使用しているステロイド剤やハンドクリームなどを塗っていましたがまったく良くなりませんでした。

わたしはアトピー持ちなので定期的に皮膚科に通っており、手荒れの件も伝えたのですがハッキリした返事はもらえず、とりあえず「強めのステロイド剤出すから塗ってみて」と言われただけでした。

この時点で2ヶ月くらいが経過していたでしょうか。この手荒れはちょっとヤバイかもと思い、いろいろな原因を考えました。まずは洗剤と水。手洗い用の石鹸は刺激が少ないものを使い、外にもそれを持ち出して使用しました。
水も塩素等が悪いのかもと思い、シャワーとお風呂の水道には塩素除去のフイルターを付けてみました。
しかし改善は見られず、次に疑ったのは歯でした。

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以前何かのテレビ番組で銀歯で体調が悪くなり、手などの肌荒れも起こした言うのです。
確かにわたしの手が荒れ出したのは奥歯に銀をかぶせてから1ヶ月後くらいでした。わたしの中で銀歯に対する疑いは最高潮となり、通院している歯科と皮膚科にそれぞれ相談しました。歯科では金属アレルギーの検査はできないらしく、皮膚科で金属アレルギーの検査を受けました。

皮膚科で金属アレルギーのパッチテストを依頼した際言われたのは「あまり正確ではない」と言うこと。それでもわたしは検査を依頼しました。
結果は陰性。
検査できる全ての金属にたいしてパッチテストをしましたが反応はまったくありませんでした。この間も手はまったく良くなりません。

「あまり正確ではない」と言う皮膚科医の言葉を覚えていたわたしは、やはり銀歯を疑い続けていました。そしてインターネットで治らない手荒れについて調べまくっったんです。そこで出てきた病名が

掌蹠膿疱症

わたしの手の症状はネットで調べた「掌蹠膿疱症」に酷似しているんです。皮膚科医に「掌蹠膿疱症ではないんですか?」と訪ねました。しかし答えは「違います」。違うなら違うで別の病名を言ってくれても良さそうなのですが、何も言ってもらえず、手はなんの病気にかかっているのかまったくわからないまま時は流れたのです。

どうしても掌蹠膿疱症が頭から離れないわたしはネットで掌蹠膿疱症を調べまくりました。そして検索上位にヒットした都内の病院に連絡を取り、行ってみることにしたんです。そこの病院は掌蹠膿疱症の治療を大々的にうたい、歯科、内科の両面から治療を行うとのことでした。
ここなら掌蹠膿疱症なのか違うのかハッキリするかもしれない。そしてもし掌蹠膿疱症だったらこの病院は治療方法を知っている。と、かなり明るい期待をいだきました。それくらいわたしの手荒れは進行し、日常生活に支障が出ていたからです。

しかし、この病院はわたしの期待どおりではありませんでした。

つづく

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